iPhone,  雑談

IKEKO

諌早に住んでいた頃。
休日前になれば遊びに来る幼なじみがいた。
わざわざ俺の実家のある佐賀から。
お互いに彼女がいなかったせいか。
毎週どっちからともなく連絡をとりあった。
何をする訳でもなかった。
ただ、カラオケに行って、酒のんで・・・

まだ蒸し暑さが残る夏の夜。
助手席に座っていた。
後部座席には先輩とその彼女。
あいつはハンドルを握っていた。

妙な一日だった。
なにか、全ての視野がずれていて、
全ての言葉に違和感があった。
そして、全ての行動に敏感だった。
あの感覚がなんだったのかは分からない。

そして眠ってしまった

もう6年が過ぎた
少しは成長しただろうか
頬に刻まれた傷も月日と共に薄れ行く
想い出もまた・・・

写真は一枚も残ってない
写されるのが嫌いな奴だった
物が残っていない

一つだけ
留守電に入った最後の言葉
いつもどうりの遊びに行こうという言葉
消せずに、でも聞けずに、

いつか許される日が来るのだろうか
許されていいのかも分からない

明日また暑い1日がやって来る

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