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アジャイル2012 福岡へ行ってきた。 (会社提出用レポート)

アジャイル2012へ行ってきた。

をテーマに会社へレポート提出。

うーむ、固くなってしまった。もちっと柔らかく書き直そう。

アジャイル2012へ行ってきた。

「アジャイル 2012」と題目で大阪を拠点に日本12地点で同時に開催されたイベントである。
午前の部は大阪での公演を視聴し、午後からは福岡の企業による事例紹介等が行われた。

アジャイルとは、俊敏・活発という意味である。
「アジャイル開発」とはシステム開発における新しいプロジェクト管理手法である。

俊敏の意味するところは、開発工程が短くなるではなく「早めに判断する。早めに軌道修正を行う。早めに顧
客の対応を行う。」という意味合いが強いようだ。
活発が意味するところは、個人のモチベーションを上げメンバーの協調を重んじることで、全体最適化をはか
るところにあった。

1999年から欧米でアジャイル開発が提唱され始めた。
近年日本においても評価と実績が高まり採用する案件が増えてきているとのこと。

今回の出張で、今後アジャイル開発を取り入れるべきなのかについて学んできた。
また、どのような効果をもたらすのか、九州内でどの程度認知されているのかも調べてきた。

今回の講習内容は以下であった。
アジャイルプロジェクトの概念について
全体設計のマネジメント技法
アジャイルを進めていく上での注意点やアドバイス
福岡県内の企業3社によるアジャイル開発の事例紹介
ワークショップ(実習)

アジャイル開発の具体的な内容については今回説明されなかったので割愛するが、
アジャイル開発の本質は、細かいプロジェクト分割と、随時ミーティング、振り返りミーティング、軌道修
正、の繰り返し、メンバーのコミュニケーションにあると思った。

今回アジャイル開発の一端を体験できるようにと、セミナー終了後に「マシュマロチャレンジ」が行われた。

マシュマロチャレンジとは、
複数チームに分かれ制限時間内に、パスタの先端に刺したマシュマロの位置をいかに高くするかを競うもので
ある。今回のルールでは、
材料は20本の乾燥パスタと90cmのマスキングテープと紐を1本、マシュマロである。

完了までの時間を3つに分け、1回15分とし、計3回のチャレンジ
を行う。1回終わるごとに反省タイムを設ける。

それぞれのチームは以下を経験した。

  • 慎重に設計を検討しすぎて何も作れず15分経過した。
  • 部品を作成するのに時間がかかりすぎた。
  • 結合したら合わなかった。
  • 完成型のイメージがメンバー毎に違う
  • マシュマロを置けないくらいの不安定さ。
  • 最後にマシュマロを置いた瞬間に崩れた。
  • ギリギリ姿勢を保ったが、計測判定の直前に崩れた。
  • かろうじて計測をパスしたがその後崩れた。

「どこかで聞いたことがあるフレーズではないですか?」との主催者
の言葉が会場に響いた。

マシュマロチャレンジとは、実際のプロジェクトに潜む問題点を模し
たものだった。

この体験より、チーム協力の大事さはもとより、役割分
断、相手を信じる事、話し合う事でうやむやにスタート
しない事が特に大事だと実感した。

ちなみに我々のチームが優勝した。
結論

アジャイル開発とは、
共通の目的へ向けてメンバーの意思を一つにし、話し合い、反省し、役割分担を自ずと選択し、協力し、達成
へ向けて努力する。また突然の障害にも対処しうる準備を常にしておく事だと理解した。
欧米に追随し日本もその道へ向かっていると感じた。
視点を九州に移せば、
今回の参加者の9割がアジャイル開発未経験であり、九州ではまだあまり普及していないようだった。
しかし参加した皆それぞれが「職場へ持ち帰り、実践へ向けて努力していく」と語っていたので今後は増えて
いくものと思われる。

実際に始める際、どう始めたらいいのかを質問した。
独学で進めることも可能であるが、理想通りに進めていくのは難しいとの事であった。

主催者が言うには「書籍等で独学で始めたが期待した結果は得られなかった」と答えが返ってきた。
どのように改善したかを問うと、「トレーニングを行う専門のコーチに教えてもらいながら開発を進めること
でアジャイル開発手法を取得していった。」との事であった。
その後の効果は「信頼と誇り」であったとの事。
顧客からの高い信頼性を獲得し、製品に対する誇りを持てた。と教えられた。

将来を見据え、
部分的にでもアジャイル開発へ取り組んでいく事に十分な意味があると今回の参加で確信した。

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